BCP策定に言霊を注ぐ、事務的な言葉の羅列はダメBCP!【BCP対策・資産シェルター】

ヤフー質問箱などにBCPに関する質問があったりします。

ありがちなのが上司からの策定指示が出たけど、
そもそもBCPって何やねん・・という初歩的な質問です。

策定指示を受けた方(総務職等)も素人なので、
何をどうしたらよいかわからない・・。当然です!

被災地の直後の現場と似ていますね!

例えば・・

普段事務職の行政職員が遺体安置所に派遣されても
何をどうしたらよいかわからない・・。

パニックになったり、ノイローゼになったり・・。

これも当然、有り得ることです。

挙句には、死後硬直したご遺体を棺に入れようと、
ご遺体の骨を折ってしまったり、やるべき手順が想定できないわけです。

一方、死後硬直したご遺体をマッサージして棺に入るように、
骨を正常に戻してあげる作業をされたマッサージ師の方のいたそうですが、
これが「人間力」という、人としてあるべき姿の原点です。

前述の例をBCP策定に例えると・・

命令で必要性に迫られ、仕方なくやっつけ仕事(心を持たない)で策定したBCPに
何の意味があるのか?・・

辛口ですが、私はそう思います。

なので、分厚い(BCP)書類を埋める前に、人として行う大切な作業があるのです。

それは、被災当時の現実や被災者の声に耳を傾けることです。

「100の机上の空論」より「1の現場の声」・・というところでしょうか?・・

現場の事実(声)を無視したBCPは、今すぐ、改善の手を入れて下さい。
ありきたりな事務的な(雛形)文章に、「生の教訓」と「心」を吹き込む作業が必要なのです。

もし今後BCPを策定予定があるのでしたら、担当者に策定前に被災地(現場)の真実を
知ってもらうことで、見た目は「紙のBCP」ですが、言霊が入りますし、
それが行動を促進するBCPになるのではないでしょうか?

一例ですが、以下は私が震災後に自費制作して提供した「黄色い安否ハンカチ」です。

anpi

この安否ハンカチは多くの自主防災組織から制作依頼を受けました。
※1,200世帯に配布した静岡の自主防災組織もあります。

実は、このハンカチに私が考えた言葉が2つ入っております。

「安否確認ご苦労様です!」
「結の精神で災害を乗り切りましょう」

この言葉の真意が分かる方は、被災当時の状況を理解している方です。
理解しているから「人間力ある一言」を付け加えることができるのです。

別に無くても安否確認の役目を果たすでしょう!
でもそういったことではないのです。

災害現場は、生と死が紙一重、厳しい環境と隣り合わせなのです。
これ以上は、熱く語ってしまうので、これぐらいにしておきます・・(苦笑)

BCP策定にも、このような「人間的な言葉」を入れるべきと感じています。

冷たい事務的な言葉の羅列では、なんか命令されているようで、
行動に拒否反応を示すのではないでしょうか?・・