巷では色々なBCP策定情報がありますが
被災地の被災者目線で辛口に言わせて頂きますと
震災未経験者による机上の空論のBCPが多いことに驚きます。
来年は震災から丸7年・・。
震災の風化防止のためにも、ズバリ言わせて頂きます!
被災当事者として、約7年間被災地を見続けた来て
こう感じます。
あの震災の想定外に対応できたのは、現場の「人間力」の高さでした。
また、被災地ガイドとして800団体、8,000名以上をガイドしてきて
訪問者の「震災を風化させてはいけない・・」という思いを
受け止めて来ておりますが、はっきり言って「人間力」が高い方が
身銭を切って被災地に来てくれています。
逆を言えば、「人間力」が高いから被災地に足を向かわせている・・と
言えるでしょう!
よってBCP策定する場合、中心人物が被災地に来て
自分の眼で見て、被災地を肌で、心で・・
いや五感で感じた上で、BCP策定をしなければ
BCP策定が「単なる書類を埋める作業=机上の空論」
になってしまうと感じています。
①被災地に来て、ガイドの話を聞いて涙した人間が中心となって策定したBCP。
②上司の命令で仕方なく策定に取り掛かったBCP。
どちらが従業員や家族の安全を確保し、生活基盤を
安定させることができるでしょうか?
命に関わる話ですので、人間力を向上させたうえでの
BCPの策定と運用が不可欠です。
「忘れてはいけない3.11」
BCP策定に関わる人物全員が、こんな合言葉で策定を開始すれば
きっと従業員全員の心に響くBCPが完成するでしょう!