震災遺構について その【1】

投稿者: | 2019年8月22日

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週刊 『防災朝礼』メールマガジン
(第30号 2019/08/22)

+++日本初~企業を永続させる
防災朝礼のススメ! +++

~防災の学びを通して
社員のリーダー力・人間力強化~
発行者:(一社)防災プロジェクト
代表理事 中井政義
http://防災プロジェクト.com/

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■『防災朝礼』のスタートです。
いつも『防災朝礼』メルマガを
お読み頂きありがとうございます。

一般社団法人 防災プロジェクト
代表理事の中井政義です。
昨日あたりから
やっと石巻地方も

気温30度を下回り
体感的に楽になり

あまり汗を掻かずに
語り部ガイドが
できるようになりました。

元々汗かきなので
30度を超えると

滝のような汗で
悲惨な状態になるので

すごく恥ずかしいです。(苦笑)
ガイドしながらも
依頼者様の視線が
とても気になってしまいます。(笑)
──▼─────────────
震災遺構について その【1】
──▲─────────────
「防災朝礼」は
令和時代を迎え

新しいスタイルで
お届けします。
忘れがちな防災について

・思い出すキッカケ

・話し合うキッカケ
となる朝礼ネタを
提供します。
職場やチームで
朝礼の話し合いの

テーマ(ネタ)として
ご活用ください。
今回のテーマ(ネタ)は
「震災遺構について その【1】」

をお届けします。

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被災地ガイドの
石巻沿岸コースで必ず視察する

「石巻市立旧門脇小校舎」
があります。
津波火災の教訓を
後世に伝える為に

震災遺構として
保存が決まってます。
しかし、今・・・

震災遺構を巡って

石巻市と地域住民の
対立が起きています。

────────────────

まず、経緯を見て行きましょう!

2018/09/01

石巻市は
東日本大震災の津波で被災し

震災遺構として保存が決まっている
市立旧門脇小校舎について
建物の両端を解体して
中央部を残し、

震災当日の様子を
再現した展示スペースを設ける
計画案を公表しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

2019/02/08

石巻市が
東日本大震災の遺構として

部分保存を決めた
旧門脇小校舎を巡り
地元住民が

「全体保存を要望する会」
を発足させました。
鉄筋コンクリート
3階の校舎の両側を解体し、

中央部分を残す市の計画に対し

「校舎を切断すれば、
震災遺構として貧弱になる」

と主張しています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

お互いの主張が平行線の状態で

今月、旧門脇小校舎
(震災遺構)について

市長との初めての
意見交換会が開催されました。
石巻市長は・・

門脇地域の方から、
部分保存について

「もう一度立ち止まって
見ることはできないのか?」と

再三の問いかけがありましたが、

財源的な負担と、「見たくない」
という市民の意見を考慮し決めた

そして、市民の代表である
「議会の承認を得た」

と同じ主張を繰り返すばかりでした。
これに対して地域住民から
いろいろな意見が出ました。
かなり多数の意見があり
長くなってしまうので
詳細は次回お伝えしますが
震災遺構に関しては

被災各地で住民感情を
考慮しながらも
やはり教訓として残したい!

そんな思いで保存に向けて
一生懸命です。
私個人の意見としては
他の被災地を視察しも
「震災遺構」は
圧倒的な存在感があり

悲劇が伝わるので
100%現存が望ましいと
考えます。
旧門脇小校舎は現在、
焼けた校舎内が見えないよう

シートで覆われています。
しかし、当時のまま残る
(見ることができる)
旧大川小の校舎は

圧倒的な存在があり
はしめて見た方は

驚きの声を上げて
津波の恐ろしさを実感します。
確かに住民感情を考慮すると
「保存」は難しい判断でもあります。
しかし、、、

そのままの生々しい姿こそ
本来の「震災遺構」ではないでしょうか?
あなたは「震災遺構」について
どう思いますか?・・
一度、職場の方々と
意見を交わしてみてください。
──▼─────────────
震災「遺物」の存在感
──▲─────────────
「震災遺構」に続いて
震災「遺物」のお話です。
2013年9月、、、

長崎県島原青年会議所
主催講演のために

長崎県島原市に行ってきました。
島原市といえば・・

1991年の雲仙普賢岳噴火災害
が思い出されます。
私も当時の火砕流、土石流の
映像は鮮明に覚えております。
そして現地で見た
「震災遺構」
1991年9月15日に発生した
火砕流によって焼失し

焼き尽くされた
(旧)大野木場小学校被災校舎

当時のまま保存されております。
雲仙普賢岳噴火による
土石流災害の爪跡を保存した

「土石流被災家屋」も
道の駅内にありました。
まさに、、、

「震災遺構」の存在感!

でした。
そして、、、

「雲仙岳災害記念館」では、
火砕流で亡くなった各局のTV記者の

焼け溶けたビデオカメラが
何台も展示されていました。
火砕流は、、、

時速100キロのスピードがあり
その速さを体験する
コーナーもありました。
私も体験しました。

人間がとても逃げれる速さでは
ありませんでした・・(驚)
その事実を知って見る

「火砕流で亡くなった各局の記者の
焼け溶けたビデオカメラ」

まさに災害「遺物」の存在感!
カメラがドロドロに溶けています。
そうです!

震災遺構だけでなく

災害や震災「遺物」も

人々に災害・震災の恐ろしさを伝えます。
というわけで、、、
前回のメルマガでも
触れましたが

私個人の震災「遺物」を公開する

東日本大震災の
『津波・被災ギター』の

復活ストーリーにスポットを当てた
TSUNAMI GUITAR PROJECT!

いよいよ、はじまりました!

以下に詳細があります。

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■世界初公開する
東日本大震災の『津波・被災ギター』で

『震災伝承・風化防止』を実現させる
TSUNAMI GUITAR PROJECT!

https://congrant.com/project/bosai/960

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これを実現するために
皆さまのお力をお貸しください。
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一般社団法人 防災プロジェクトが
提供できる防災サポートのご紹介!

●石巻圏語り部ガイド
http://picturebook-owner.com/kataribe.html

●防災講演
http://picturebook-owner.com/kouen.html

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http://e-kahoku.com/nakai/kouen.html

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http://e-kahoku.com/index2

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