震災瓦礫と遺体の仮埋葬

投稿者: | 2019年7月25日

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週刊 『防災朝礼』メールマガジン

(第26号 2019/07/25)

 

+++日本初~企業を永続させる

      防災朝礼のススメ!  +++

 

~防災の学びを通して

社員のリーダー力・人間力強化~

 

 

発行者:(一社)防災プロジェクト

           代表理事 中井政義

http://防災プロジェクト.com/

 

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■『防災朝礼』のスタートです。

 

 

いつも『防災朝礼』メルマガを

お読み頂きありがとうございます。

 

一般社団法人 防災プロジェクト

代表理事の中井政義です。

 

 

5月に

山形県の高校生70名以上を

 

震災学習ガイドさせて

頂きましたが

 

今月末には、

山形県の中学生70名以上を

 

震災学習ガイド

させて頂きます。

 

 

実は、修学旅行を含め、

 

学生の被災地訪問率が

一番高い県が山形県なのです。

 

 

他の県も見習って、

もっと多くの学生に

 

被災地に

来て欲しいですね!

 

 

──▼─────────────

震災瓦礫と遺体の仮埋葬

──▲─────────────

 

 

「防災朝礼」は

令和時代を迎え

 

新しいスタイルで

お届けします。

 

 

忘れがちな防災について

 

・思い出すキッカケ

 

・話し合うキッカケ

 

 

となる朝礼ネタを

提供します。

 

 

職場やチームで

朝礼の話し合いの

 

テーマ(ネタ)として

ご活用ください。

 

 

今回のテーマ(ネタ)は

 

 

震災瓦礫と遺体の仮埋葬

 

をお届けします。

 

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2011年5月11日。

 

東日本大震災から

2ヶ月が経ちました。

 

当時の問題を振り返ります。

 

 

震災当日のあの日は、

雪が降ったほど寒い日。

 

 

寒さの影響で

 

低体温症で亡くなった方も

居るほど・・

 

 

しかし、2ヶ月が経ち

5月に入ると

 

25度を超える夏日の日も

出てきました。

 

 

すると、、

 

あの津波によって

海から大量に運ばれてきた

 

有害な泥(ヘドロ)は

カピカピに干からび、

 

流失した家が多い地区は

乾いた泥の面積も膨大化

しました。

 

 

実は、、、

 

石巻地区は

年間を通して

 

県内で一番強風が多い地区。

 

とにかく強風の日が多いため

粉じんとして舞い上がり

健康被害までに発生しました。

 

 

場所によっては、

洗濯物も外で干せません。

 

 

さらに、、、

 

アスベスト問題も深刻です。

 

 

瓦礫撤去作業をする

自衛隊員も

 

専用のマスクは欠かせない!

そんな状況でした。

 

 

アスベストを含むため

瓦礫撤去が難航したのでした。

 

 

そんな中、、、

 

5月に入ると

石巻市も東松島市も公園などが

 

瓦礫で満杯状態になり

 

更なる用地の確保が

問題になった時期です。

 

 

春の訪れが遅い東北では

やっと5月くらいから

 

公園は

みんなの憩いの場であり

子供達が運動したり

 

 

休日を家族で過ごし

お弁当を食べたりする

癒しの場です。

 

 

その公園が

瓦礫の山となり

 

強烈な異臭を放っていました。

 

 

私は、当時こう思いました。

 

報道でこの異臭を

感じて頂けないのが残念だ!と。

 

 

5月当時は

 

まだまだ瓦礫が撤去が

スタートしたばかり・・

 

 

住宅の全半壊が多い地域の

本格的な建物解体や

 

200社が軒を連ねる

 

石巻の産業の心臓部

 

石巻漁港エリアの

水産加工会社

(工場地帯が全滅状態)の

解体が始まったら

 

 

もう・・

瓦礫を運ぶ場所が

 

無くなることは

確実でした。

 

 

石巻市の場合、、、

 

ゴミの年間処理能力の

100年分の瓦礫が出た!

 

と報じられましたから・・

 

 

とにかく

2011年の5月時点で

 

被災地は

瓦礫とアスベスト粉じんが

舞う街となったのでした。

 

 

その頃、、、

 

私の自宅近くにあった

石巻市のサッカー場は

 

遺体の仮土葬地となりました。

 

 

石巻市全体で700体

このサッカー場で

200体埋めました。

 

 

この場所は、、、

 

少年サッカーの練習や

試合も頻繁に

行われている場所です。

 

 

あまりの死者の多さに、

火葬も間に合わず

 

一旦土葬して

火葬の順番待ち

をすることになったのです。

 

 

震災から丸2ヶ月目の

2011年5月11日の

ワイドショーでは

 

 

震災後2ヶ月

「被災地では今・・」

 

という感じで、

報道しておりますが

 

心底ガッカリしたことを

今でも忘れません。

 

 

報道は、

完全に他人事でした。

 

あ~・・

こうやって

風化していくんだ・・

 

と実感した瞬間でした。

 

 

そのあたりから

報道回数も減り、

忘れられていきました。

 

 

その時期、、、

震災から2ヶ月後当時で

 

未だ電気・水道・ガスも

復旧していないところもあり

 

 

宮城県内だけでも

 

まだ3万人の方が

不憫な避難所生活を

送っていました。

 

 

仮設住宅も

多少完成しましたが

 

数が全然足りず

 

どの市でも

入居の抽選倍率10倍は

当たり前。

 

 

運良く当選した方が、

「自分だけ申し訳ない・・」と

 

罪悪感を持って入居する・・

 

これで良いのか?と、

疑問は尽きませんでした。

 

 

こういった教訓から

 

被災者が苦しまないための

法律改正を望んだのですが

 

この国は、、、

 

残念ながら

何も変わっていない!

 

 

みなさんは

どう感じましたか?

 

 

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一般社団法人 防災プロジェクトが

提供できる防災サポートのご紹介!

 

  • 石巻圏語り部ガイド

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  • 防災講演

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  • 人間力向上講演

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  • わが家のぼうさい相談所

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