防災・川上町モデル

投稿者: | 2015年9月19日

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「防災・川上町モデル」そう命名したい防災の取り組みを
目の当たりにしてきました。

9月18日(金) 岡山県 高梁市川上町 「地域を守り創る研修大会」にて
防災講演講師をさせて頂きました。
さらに、その後に開催された屋外イベントにも参加させて頂きました。
その屋外イベントは・・

・炊き出し体験
・非常食の試食
・消火器デモンストレーション
・地震車の試乗

です。
この文面だけを見る限り、よくある防災イベントのように感じます。
しかし・・
内容の濃さが違っていました。
高梁市川上町は、お年寄りの一人暮らしも多い山間地域なのですが
『命を守る』取り組みを熱心にされている実行委員会の皆さんが

防災だけに留まらず、お年寄りの方の「生活全般」を守る姿勢(意識)が
凄く強かったです。(それだけ人間関係ができている・・)
今回、川上町の小・中学生も(平日なでの授業の時間ですが)
午前は講演の聴講、午後は地元の警察・消防も全面協力の元、
屋外イベントに参加しました。
未来の地域を守ってもらうために
防災意欲を高めて欲しい狙いがあったようです。

「防災・川上町モデル」そう命名したい理由ですが、
私もかこれまで防災イベントに講師で招かれ
屋外イベントを見てきましたが、参加者も少ないし盛り上がっていない・・

まして地域の小中学生が参加することがありませんでした。

今回、平日を選んでいる理由は、地域の小中学生が参加させる意図があるからです。
通常、防災イベントは集客の問題から土・日に行われます。
しかし、地域住民が全員参加となれば、
まして地域の小中学生が参加すれば
参加人数もかなり多くなり、集客の問題も解決され、
平日のイベントが可能になると思いました。まして濃いイベントが・・
希薄な人たちを集めて、意味のない(結果が伴わない)防災イベントより
実際に災害時に助け合う方々の「総練習」的なイベントのほうが
何倍も価値があると感じました。
今回は、小さな集落故に、全員が顔見知りなので
地震車の試乗や消防のはしご車に乗る体験などは、全員が体験して
それが・・爆笑の連続で、「防災イベント」=「つまらない・・」から
「防災イベント」=「楽しい」に変化させていました。
私も何度も爆笑させて頂きました。
同様の取り組みは、全国で行うべきで
閑散とした「よくある防災イベント」から脱却する方法は
小さな集落単位で、災害時に実際に助け合う人たちの
総練習と再確認の場であることがベストなのです。
この防災・川上町モデルを全国に広げていきたいと感じました。
川上町のみなさん、お世話になりました。また、大変お疲れ様でした。