水害被災者が落ち込む場面

投稿者: | 2019年11月22日

 

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週刊 『防災朝礼』メールマガジン

(第43号 2019/11/21)

 

+++日本初~企業を永続させる

      防災朝礼のススメ!  +++

 

~防災の学びを通して

社員のリーダー力・人間力強化~

 

 

発行者:(一社)防災プロジェクト

           代表理事 中井政義

http://防災プロジェクト.com/

 

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■『防災朝礼』のスタートです。

 

 

いつも『防災朝礼』メルマガを

お読み頂きありがとうございます。

 

一般社団法人 防災プロジェクト

代表理事の中井政義です。

 

 

来年の話ですが

修学旅行の中に

 

被災地がガイドを

取り入れたい・・

 

リピーターの

旅行会社さんからの

依頼がありました。

 

なんとその生徒数・・250名

バス8台だといいます。

 

さすがに8台は無理なので

バス6台に分乗していただき

 

ガイド6名で

対応しようと思っています。

 

しかし、バス6台は

はじめての経験です。

 

ガイドルートの問題など・・

作戦会議をしなければ・・

 

 

──▼─────────────

水害被災者が落ち込む場面

──▲─────────────

 

「防災朝礼」は

令和時代を迎え

 

新しいスタイルで

お届けします。

 

 

忘れがちな防災について

 

・思い出すキッカケ

 

・話し合うキッカケ

 

 

となる朝礼ネタを

提供します。

 

 

職場やチームで

朝礼の話し合いの

 

テーマ(ネタ)として

ご活用ください。

 

 

今回のテーマ(ネタ)は

 

 

水害被災者が落ち込む場面

 

 

をお届けします。

 

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東日本大震災から

三カ月後に石巻市で

行列+ごった返する人を発見!

 

 

尋ねてみたら、

 

全国から届いた(中古の)

電化製品を無料で

配布していました。

 

 

何でも・・・

罹災証明があれば、

もらえるとのこと。

 

逆に私も尋ねられました。

 

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先方:おたくは何処の方?

 

わたし:え~私は、東松島市です。

 

先方:そうですか、

罹災証明があれば、

大丈夫!もらえますよ!

 

 

わたし:そっ、そうですか!(喜)

 

※目の前に、HDD内臓

DVDプレイヤーが・・

我が家のHDD内臓DVDは、

津波で流失しました。

 

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実は、私はいつも罹災証明を

携帯していますので、

一瞬喜びました。

 

 

でも、この行列の

最後尾に並ぶとなると

 

1台しかないHDD内臓

DVDプレイヤーが、

 

私の手元に届く確率はゼロに近く、

その後の用事もあったため、

諦めました。(泣)

 

 

8年前の話ですが

 

物資支給の実例を

お話したので、

 

今年の台風水害被災者も

経験しているであろう・・

 

被災当事者の

心情をお話します。

 

 

水害で家財道具

失った方々は、

 

後から後から・・

頻繁に次のようなことが

起こります。

 

~~~~~~~~~~~~~

 

私たちは、日常生活で、

普通に買い物をして

家に持ち帰ります。

(現在のみなさんも同様です)

 

 

今まで通りの生活をしていれば、

何一つ変わらない生活の流れで

 

モノが無くなれば

買ってきて補充します。

 

※例えば

トイレットペーパーが

無くなれば補充・・

というような意味です。

 

 

しかし、被災者は、

生活環境が180度変わる為

 

今までの生活の流れと

違った生活をします。

 

 

すると、

どういうことが起きるか・・

 

まず、水害で失った物として、

 

誰しもが頭の中に

家電や大きな物、(家具など)

趣味の物、

 

そして写真等の思い出の品を

思い浮かべます。

 

 

それは大切にしていたから、

思い入れがあるから

直ぐ出てきます。

 

 

しかし、、、

 

実際は思い出せないものが

大半です。

 

 

一気に大量に失うと、

今まであったもの100%

思い出すことは不可能です。

 

 

とくに、

 

趣味や思い出の品と関係ない、

生活や仕事面だけでの

消耗品となると尚更です。

 

 

すると通常生活において、

こういった場面で

落ち込むときがあります。

 

 

たとえば、(震災前)

私は仕事の例ですと・・

 

色々なものをプリンターで

プリントアウトすることが

あります。

 

 

そのためには、

コピー用紙各種、はがき用紙、

写真用紙、名刺用紙、封筒各種、

ラベルシールなどなど・・

 

 

いつも使うものは、

必ず在庫をストックして

おりました。

 

 

もちろん、

プリンターのインクだって、

数セット常備しておりました。

 

 

その他、

SDカード、CD-D、

DVD-R、それこそ

 

思い出せないものもあります。

 

 

(被災後)

それら細かいものは、

使う場面で無いことに気づき、

 

「また買わなければ

いけないのか・・」と、

 

 

その都度、、、

 

買わなければいけない

時点で落ち込むのです。

 

 

なぜなら、そういったものは

支援物資で届かないからです。

 

 

別に仕事用品だから

ということでなく、

 

日常品でも支援物資で

届かないものは

たくさんあります。

 

 

たとえば、爪切り。

 

私は一度も支援物資で

爪切りを見たことがありません。

 

 

これはあくまでも一例です。

(その他、いくつかあります)

 

 

このように、

今まで日常的にあったものが

無くなると大変不憫です。

 

爪が伸びない人はいないし、

男性なら髭も伸びます。

 

男性も女性も鼻毛だって

伸びるのです。

 

 

実際に避難所を出て

生活が始まれば・・

 

 

ボールペンも

メモ帳も電卓も

 

鋏も糊もセロテープも

輪ゴムも洗濯バサミも鍋も

 

フライパンも食器も

箸もサランラップも・・

 

etc・・

 

 

挙げたらきりがありませんが、

こういったものは

 

使う時になって

無いことに気づき

 

 

その都度落ち込むのです。

 

「あ~また、買わなければ

いけないのか」・・・と。

 

 

みなさんは、

当たり前のようにご家庭に、

 

ボールペンも電卓も

鋏も糊もセロテープも

 

輪ゴムも洗濯バサミも

鍋もフライパンも

 

食器も箸もサランラップも・・

何でもあるでしょう?

 

 

むしろそれが当然で

普通の現代の生活です。

 

 

それすらが無くなり、

普通の生活ができないのが

 

家財道具全て失った

被災者なのです。

 

 

そういった被災者が

毎年、全国に増えています。

 

お金で買えるものは

お金で解決できますが

 

買えないモノの

対策は大丈夫ですか?

 

 

特にデータ関係は重要です。

 

私は仕事のデータを

全て失い

 

前職の再開が不可能

になりました。

 

 

家族、職場で

対策を話し合ってください。

 

 

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