ブラック企業とホワイト企業

投稿者: | 2017年12月1日

■ブラックとホワイト・・2色の企業

この世の経営者は、起業の目的の中に、「地元貢献したい、社会貢献したい!」
そんなミッションを持ち、熱い想いで起業したことだろう・・。

しかし、現実は・・

低迷する景気の中、厳しい経営を強いられ、売り上げを確保するため
社員に度を超えた長時間労働やノルマを課し、耐え抜いた者だけを引き上げ、

落伍(らくご)者に対しては、業務とは無関係な研修やパワハラ、セクハラなどで
肉体・精神を追い詰め、戦略的に「自主退職」へと追い込む・・

いわば、ブラック企業が増加している状態だ。
厚生労働省は5月から違法な長時間労働や賃金不払いなどの疑いで
書類送検した企業名の一覧を好評している。

いわばブラック企業のブラックリストである。

一方、社員の幸せと働きがい社会貢献を大切にしている
ホワイト起業を顕彰する民間制度もある。

 

■ブラック企業、ホワイト企業・・分かれ道の要因とは?

ブラック企業とホワイト企業、どちらにも経営者が存在します。
その経営者の運命を変えたものは、なんだったのでしょう?
その違いは人間力の違いにあったのです。

ホワイト起業に顕彰された宇都宮市で中古タイヤを取り扱う
アップライジングは今年「ホワイト企業大賞」の特別賞を受賞している。

同社は2006年に創業。

清掃活動やあいさつ運動など地域活動に熱心だが、
一番の特徴は障害のある人や元ひきこもりなど就労が難しい人たちを雇用し、
業績を伸ばしている。65人の従業員の半数はこのような人たちだという。

しかし、前の事業の失敗でどん底を味わった経営者の斎藤さんは
東日本大震災の炊き出しに参加し、おばさんから掛けられた「感謝の言葉」
が自分が変わるきっかけになったという。

この炊き出しが、高い人間力に触れた瞬間です。

以前は自分のための会社経営しか考えてなかったのが
今では「ホワイト企業大賞」の特別賞を受賞する企業に発展したのだ。

 

■東日本大震災は大勢の人生観を激変させた!

ご存知のように、東日本大震災は国内最大級の震災であり
地震の規模はマグニチュード 9.0、発生時点において
日本周辺における観測史上最大の地震である。

この地震により、場所によっては波高10m以上、
最大遡上高40.1mにも上る巨大な津波が発生し、
東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらした。

震災による死者・行方不明者は18,000名を超え、
震災関連死を含めると21,000名を超える、まさに国内最大級の大災害だ。

避難者等の数は123,000名に達し、被災者は避難所暮らしを強いられ、
全国からボランティアが大勢訪れ、炊き出し等色々な支援を行った。

ホワイト企業大賞・特別賞のアップライジング社長の斎藤さんも
この炊き出しで感謝された言葉で人生観が激変し、人間力向上に目覚めたのだ。
また当時、被災地に出向いたは多くの方がこのように口を揃えて言っている。

「被災地に勇気づけに行ったのに、逆に勇気をもらった!」・・と。
私たち被災者は、どん底の状態でも「人間力」を発し、
辛い心境の中、感謝の言葉を発したのです。

家を、家族を、仕事を失い、一寸先が闇の状態の中、
遠路わざわざ支援に来てくださったボランティアの方々に・・
愚痴を言っても状況は変わるわけでもない!

よりも・・「こんな時だからこそ笑って過ごそう!前向きに生きよう!」
そんな人間力の高さが、被災地には存在したのだ。

おそらく、被災地に来たボランティアの方々の中には、
人生観が変わった人がたくさんいるはずだ!
そう・・被災地には人間力が向上する学びの宝庫なのだ!

24058836_1609870849120347_7131325992264670915_n (1)
■人間力を高める支援を行っています!
http://e-kahoku.com/nakai/kouen.html